薬物治療 書籍

臨床薬剤師が薬物治療を行ううえで必要と思われる、また、あってよかったと考えている書籍を紹介します。これらの書籍を参考に、病む患者さんのために最適な薬物治療が施されるよう日々活躍していきましょう。

文献にあたるということ

臨床薬剤師として患者さん個々の薬物治療を考えるとき、文献検索、文献読解という作業は欠かせません。自分の目の前にいる患者さんにマッチする対象と期待するアウトカムなどを選び、オーダーメイド医療を行います。
文献検索に関してはインターネットを利用し、医学中央雑誌(医中誌)やPubMedで検索してヒットしたものを『薬剤師』という立場を利用し、メーカーさんや大学図書館などから取り寄せるといった形で行います。しかしせっかく取り寄せた文献も読みこなせなければ宝の持ち腐れです。
そこで文献を読みこなすための書籍を紹介します。

文献読解に役立つ書籍

文献がなぜ必要か、また必要性は分かっていても用語も問題点もポイントも何も分からないといったまるっきり初心者の方は、まず以下の書籍を必ず読むべきでしょう。

EBM実践ワークブック―よりよい治療をめざして
続 EBM実践ワークブック―今、できる限りの医療を

この2冊を読みこなせばほぼ文献読解については理解でき、文献の批判的吟味ということもできるようになると思います。ただし、読みこなすということはたやすいことではありません。
文献を読みこなす勉強をするには次の書籍もお勧めです。

JAMA医学文献の読み方 (EBMライブラリー)
臨床のためのEBM入門―決定版JAMAユーザーズガイド


前述したような書籍をもちいてじっくり勉強しても勉強することは文献読解のことのみではないため、かならず忘れていくでしょう。そんなとき常にかばんに忍ばせておきたい、知識をとどめておくための書籍を紹介します。

EBMキーワード (EBMライブラリー)
EBMの道具箱 第2版 (EBMライブラリー)

一通りの文献読解の知識を入れた後、より柔軟な知識にするために役立ちそうな書籍を紹介します。
考える医師



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